スマホのちょっとした破損や浮き、パーツの剥がれ——修理に出すと高くつくからと諦めていませんか？実は、100均の接着剤を使えば、初心者でも簡単にスマホの補修ができるんです。
本記事では「スマホ 接着 剤 100 均」で検索している方に向けて、100円ショップで手に入る接着剤の種類と特徴、用途別の使い方、そしてDIY修理のポイントを詳しく解説します。
節約しながらスマホをキレイに直したい方は必見です。
スマホ修理初心者が知っておくべき接着剤の基本
スマホが壊れたとき、必ずしも修理店に持ち込む必要はありません。
100均で揃うアイテムを使えば、初心者でも簡単な補修が可能です。
この章では、スマホ修理に使える接着剤の種類や道具、選び方のコツを詳しく解説します。
スマホ接着剤の種類と各自の特徴
スマホの修理や補修に使用される接着剤には、さまざまな種類があります。
代表的なものは「瞬間接着剤（スーパーグルー）」「シリコン系接着剤」「エポキシ系接着剤」などです。
瞬間接着剤は乾きが早く簡単に扱えますが、強度や柔軟性に劣ることがあります。
シリコン系接着剤は柔軟性が高く、耐水性にも優れており、スマホのように熱や振動のあるデバイスには適した選択肢です。
エポキシ系接着剤は強度が高く、金属やプラスチックにも対応できますが、硬化時間が長いためDIY初心者にはやや扱いにくい点もあります。
それぞれの特徴を理解することで、修理内容に適した接着剤を選ぶことができます。
100均で手に入る人気接着剤ランキング
100円ショップには意外と多くのスマホ修理向け接着剤がそろっています。
特に人気が高いのは「B7000」「E8000」「UVレジンタイプ」「シリコン補修用チューブ」など。
B7000とE8000は、スマホ修理系YouTuberの間でも人気の高い商品で、弾力があり硬化後もある程度の柔軟性を保てるのが特長です。
UVレジンタイプは紫外線で固まるため、細かい部分の修復に向いています。
シリコンチューブはケースのヒビや端末のすき間補修などに活用可能です。
100均とは思えないほど実用性が高く、試しやすい価格でDIY初心者の強い味方です。
接着剤選びの注意点
スマホ修理に使用する接着剤を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意が必要です。
まず重要なのは「硬化後の柔軟性」。
スマホは日常的に触る頻度が高く、衝撃や振動が加わるため、硬化しても割れにくい素材が望ましいです。
また、電気系統やバッテリーの近くでは導電性のある接着剤を避けましょう。
さらに、「透明性」や「臭いの強さ」、「硬化時間」も重要なチェックポイントです。
100均製品の中には、速乾すぎて扱いづらいものや、臭いがきつすぎて作業中に不快になるものもあるため、パッケージの説明をよく読んで用途に合うものを選びましょう。
スマホ修理のために必要な道具
スマホ修理を自分で行う際には、接着剤以外にも最低限の道具が必要です。
まず用意したいのが「精密ドライバーセット」。
これがないと分解やパーツの交換ができません。
また、接着前に汚れを落とす「アルコールシート」や「綿棒」、塗布用の「細ノズル」や「ピンセット」もあると便利です。
さらに、作業時にスマホをしっかり固定するための「作業マット」や「クランプ」も用意しておくと、ブレや失敗を防げます。
100均にはこれらの道具がすべてそろっている店舗もあるので、接着剤と一緒に購入して準備を整えておきましょう。
接着剤の選び方とその用途
スマホ修理で使う接着剤は、用途や素材によって適したタイプが異なります。
瞬間接着剤やシリコン系など、どれを選べばよいのか迷う人も多いでしょう。
ここでは、それぞれの特徴と適切な使用シーンについて詳しく紹介します。
シリコン接着剤 vs 瞬間接着剤
スマホ修理に使われる接着剤で迷いやすいのが、シリコン系か瞬間接着剤（サイアノアクリレート系）かという点です。
シリコン接着剤は柔軟性が高く、衝撃や振動を吸収しやすいため、バックパネルやスマホケースなどの修復に向いています。
また、透明で目立たない仕上がりが可能です。
一方、瞬間接着剤は硬化が非常に早く、細かいパーツの固定に最適。
ただし、硬化後は非常に硬くなるため、衝撃で割れやすくなる場合もあります。
使う場所によって使い分けるのがコツです。
例えば、画面周りにはシリコン系、部品固定には瞬間接着剤といった具合に目的に応じた選択が重要になります。
接着剤の硬化時間と温度について
接着剤の性能に大きく関わるのが「硬化時間」と「温度」です。
瞬間接着剤は数十秒で硬化する一方、B7000やE8000などの多用途接着剤は完全硬化までに24〜48時間かかることもあります。
仮固定のまま放置してしまうと強度が出ないため、固定具を使って安定した状態で硬化を待つ必要があります。
また、硬化時の温度にも注意が必要です。
多くの接着剤は20〜25℃の室温で最も安定して硬化しますが、冬場など温度が低いと硬化時間が大幅に延びる場合もあります。
エアコンやヒーターなどで室温を整えて作業すると、仕上がりの品質が向上します。
金属・プラスチックなど素材別の選び方
スマホにはさまざまな素材が使われており、接着剤選びも素材に合わせることが大切です。
たとえば、アルミやステンレスなどの金属パーツには、エポキシ系や強力瞬間接着剤が向いています。
プラスチックにはシリコン系接着剤が最適で、柔軟性を保ちつつしっかりと接着できます。
また、TPU素材（スマホケースによく使われる柔らかい素材）には、柔軟性を持つ接着剤を選ぶことで割れやはがれを防げます。
素材によっては接着剤が反応して白化することもあるため、目立たない場所で試す「テスト接着」を行ってから本作業に入るのがおすすめです。
スマホの部位別 修理と接着のやり方
スマホはパーツごとに接着の難易度や必要な道具が異なります。
ディスプレイ、バックパネル、ケースなど、壊れやすい部分の修理に適した方法を解説します。
100均アイテムを使った実践的な補修手順も紹介します。
ディスプレイの剥がし方と補修方法
スマホのディスプレイ修理では、慎重さが最も重要です。
ディスプレイと本体は強力な粘着で固定されているため、まずはドライヤーやヒートガンで接着部分を温めて粘着力を弱めます。
温めたら、薄いヘラやピックを使って少しずつ隙間を広げるようにして剥がします。
勢いよく外すと液晶や配線を破損する可能性があるので注意が必要です。
補修後は、B7000などの柔軟性がある接着剤を使用して固定します。
接着剤は薄く均一に塗布し、全体に圧力をかけて固定。
乾燥中はクランプやゴムバンドでしっかりと圧着し、24時間以上置いて完全硬化を待つのがベストです。
バックパネルの接着と剥がし方
バックパネルも多くのスマートフォンで接着剤によって取り付けられており、交換や内部清掃時には取り外す必要があります。
ディスプレイと同様、まずは加熱して粘着をゆるめましょう。
スマホ本体のフレームとバックパネルの隙間にヘラやピックを入れて、ゆっくりと剥がします。
剥がした後は、パネルの内側やフレーム側の古い接着剤を綺麗に除去し、E8000など耐久性のある接着剤を使って再固定します。
塗布後は端までしっかり圧着することで、再剥離を防ぐことができます。
透明タイプの接着剤を使えば、見た目も綺麗に仕上がります。
ケースの修理におすすめの接着テープ
スマホケースの破損には、接着剤よりも両面接着テープの方が便利な場合があります。
100均で手に入る「超強力両面テープ」や「透明ゲルテープ」は、柔らかいTPU素材やプラスチックケースとの相性が抜群です。
特に、スマホとケースのフィット感を重視する人にとって、テープなら厚みの調整が簡単で、失敗しても貼り直しが可能です。
また、取り外しやすさを重視するなら「はがせるタイプ」を選ぶと安心。
100均のクラフトコーナーや文房具コーナーにある強粘着タイプを選びましょう。
接着前には、接着面の汚れや油分をきちんと除去することも重要です。
100均接着剤の使い方とスマホ補修への応用
100均には、スマホ修理に使える接着剤が豊富に揃っています。
中でも人気の「B7000」や「E8000」は使い方に少しコツが必要です。
このセクションでは、初心者が失敗しないための基本的な使い方と注意点を解説します。
B7000とE8000の違いと使い方
スマホ修理において、100均でも見かける「B7000」と「E8000」は非常に便利な接着剤です。
B7000は透明で柔軟性があり、スマホのディスプレイや小さなパーツの接着に最適です。
対してE8000はやや硬化後の弾力性が高く、より強力な粘着力を求める場面に適しています。
両者ともにノズル付きで細かい部分にも塗布しやすく、DIY初心者でも扱いやすいのが特長です。
使用時はまず接着面を脱脂し、薄く均一に塗布。
数分間放置して半乾きになったら圧着し、24時間程度放置して完全硬化を待ちます。
どちらも硬化後は透明になるため仕上がりもきれいです。
補修に最適な接着剤の塗布方法
接着剤をうまく使うには、「薄く・均一に・必要な量だけ」が基本です。
100均の接着剤にはノズルやピンタイプがあるため、細かい部分への塗布も可能です。
スマホのような精密機器には、接着剤が内部に流れ込まないように、綿棒や爪楊枝などを使ってコントロールしましょう。
塗布後はすぐに貼り合わせるのではなく、1～2分ほど「仮乾燥」させてから圧着することで、接着力が強まります。
圧着後はゴムバンドやクリップなどでしっかり固定し、最低でも12〜24時間は動かさないようにしましょう。
硬化中に位置ズレが起きないよう注意が必要です。
耐熱性や防水性を考慮した接着法
スマホは日常で持ち歩くことが多く、気温や湿度の変化、手汗などにさらされます。
そのため、接着剤も耐熱性や防水性を考慮して選びたいところ。
B7000やE8000は、適度な耐熱性と耐水性を備えており、スマホの使用環境に適しています。
特に防水機能を損なわないようにするには、接着剤を隙間なく塗ることと、しっかりと圧着して完全密閉を心がけることが大切です。
また、粘着剤が乾燥しすぎないよう、作業は湿度の低い室内で行うのがベスト。
防水シール代わりとして接着剤を使用する際は、厚塗りせず、丁寧に縁をなぞるように塗布しましょう。
DIY修理のよくあるトラブルと解決法
自分でスマホを修理しようとした際、接着がうまくいかなかったり、部品を傷めてしまった経験はありませんか？ここでは、よくあるトラブルの原因とその解決法、失敗を防ぐための工夫を具体的に紹介します。
接着剤が剥がれる原因と対策
スマホ修理に使った接着剤がすぐに剥がれてしまうのは、接着前の下準備不足が主な原因です。
油分や汚れが残ったままでは、どれほど強力な接着剤でも密着力が発揮されません。
まずはアルコールや脱脂用クリーナーで接着面をしっかりと拭き取ることが大切です。
また、接着剤の量が多すぎても少なすぎても、うまく接着できない場合があります。
薄く均一に塗り、仮乾燥後に圧着するのがポイント。
さらに、乾燥時間を十分にとることも重要で、最低でも12〜24時間の硬化時間を確保しましょう。
屋外での作業や湿度が高い環境では、乾燥が遅れる可能性があるため室内作業がおすすめです。
失敗したときのフォロー方法
接着がズレたり、気泡が入ってしまった場合も、慌てずに対応することで修復可能です。
硬化前なら、ティッシュや綿棒で拭き取り、再度塗布し直すのがベストです。
もし完全に固まってしまった場合は、専用の接着剤リムーバーやアセトンを含む除光液などを少量使ってやさしく除去する方法があります。
ただし、プラスチック素材へのダメージには注意が必要です。
無理に引き剥がすと、部品や端末そのものを傷つける恐れがあるため、十分な慎重さが求められます。
再チャレンジ時には、接着面の清掃を再徹底し、必要に応じてテープで位置合わせのガイドを作っておくと失敗を防ぎやすくなります。
接着の強度を上げるコツ
接着強度を最大限に高めるためには、接着剤の「量」「塗り方」「乾燥時間」の3つの要素を最適化することがカギです。
まず、接着面の隅々まで薄く均一に塗布すること。
厚塗りは気泡やムラの原因となるため逆効果です。
塗布後は1〜2分程度放置して半乾き状態にし、その後すぐに圧着します。
しっかりと圧力をかけ、クリップやゴムバンドなどで固定し、安定した状態で12時間以上硬化を待ちましょう。
また、作業環境にも配慮が必要で、低温・高湿度の環境では接着剤の性能が落ちることがあります。
なるべく室温20〜25度の環境で作業することが理想的です。
100均＆ネットで買えるスマホ修理用接着剤の選び方
接着剤は100均以外にも、Amazonやホームセンターなどで入手可能です。
価格や性能に違いがあるため、用途や頻度に応じた選び方が重要です。
おすすめの購入先やコスパの良い商品をチェックしておきましょう。
100均以外のおすすめ接着剤ショップ
100均は手軽で便利ですが、より高性能な接着剤を探すなら専門ショップもチェックしておきたいところです。
東急ハンズやロフト、ビバホームなどの大手ホームセンターでは、BONDやセメダインなど信頼性の高いブランド製品が多数揃っています。
また、ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店の工具コーナーでもスマホ補修用の接着剤が見つかることがあります。
接着対象の素材や使用環境に合わせて、プロ向けの接着剤を選べるのが専門店の強みです。
価格は100均より高めですが、耐久性や仕上がりの質を重視するなら一考の価値ありです。
Amazonでの人気製品ランキング
Amazonでは、スマホ修理に適した接着剤がレビュー付きでランキング化されており、選びやすさが魅力です。
特に「B7000」「E8000」などは常に上位にランクインしており、透明で硬化後も柔軟性を保つ点が評価されています。
また「UVレジンタイプ」や「熱に強いエポキシ接着剤」など、用途別のラインアップも豊富。
レビュー数や評価の高さを参考に、実際の使用感を確認しながら購入できるのがネットショップの利点です。
プライム会員であれば即日配送も可能なので、急ぎの修理にも対応できます。
ホームセンターでの接着剤選びのポイント
ホームセンターで接着剤を選ぶ際は、「使用目的」「素材対応」「耐久性」の3点に注目しましょう。
スマホ修理においては、耐熱・耐水・透明仕上げが求められるため、パッケージの裏面にある適応素材や性能表記をよく確認することが大切です。
DIYコーナーに分類されている接着剤は、木工用や金属用が中心のため、プラスチックやシリコンにも対応している多用途タイプを選ぶと失敗がありません。
店員に相談すると、使用例をもとにしたアドバイスが得られることもあります。
作業のしやすさや仕上がりを重視するなら、実店舗で手に取って確認するのもおすすめです。
まとめ｜スマホ修理に100均接着剤を活用しよう
100均で購入できるスマホ用接着剤は、DIY初心者にとって心強い味方です。
B7000やE8000などコスパの高い製品を使えば、ディスプレイやバックパネルの補修も自宅で簡単に行えます。
用途に合った接着剤を選び、正しい使い方をすれば、修理コストを大きく抑えることも可能です。
ぜひこの記事を参考に、自分でのスマホ補修にチャレンジしてみてください。